歯医者に行ってきたバンドマンの話
この年になって歯医者いいくことになるとは思っても見なかったのですが、昨晩の飯中、ホタテのフライをかじった瞬間に閃光のごとく走る痛みについに耐えられなくなったので、ちょっと行ってきました。
午前11時、到着。やはり歯医者は恐怖に満ち溢れる匂いがある・・・。
病院なら全てがそういえるのかもしれないが、毎回来るたびに鼻を突くこのにおいがなんともいえない恐怖心を煽る。
初診なので看護士さんにクリップボードといろいろ書く紙を渡される。正直、携帯電話の番号までは書く気になれなかったので空欄。
紙とクリップボードを渡し、本棚においてあったギネスの本を読む。レモン三個早食いって競うほどの競技だろうか・・・。
11時30分頃、処置室に通される。そこでレントゲンを撮り、なおかつ、写真ができるまで虫歯を数えられた。
結果は案の定、奥歯全滅の上、上下の前歯がなりかけ、上の前歯は一本だけ虫歯になっており、その上歯肉炎というすさまじい結果だった。
(あ、あと親知らずも4本隠れてたよ(^ω^;))
そんな戦闘区域のような俺の口内をこれから治療しなければならないのだから気が重い。いや、めんどくさい。
しかし、虫歯の進行自体は俺が思っているほど酷くないらしく、そこまで時間はかからなさそうである。
その後、治療開始。
席が倒れると上に配備されているテレビでは春の選抜高校野球がやっていた。あまり興味がないのでSBOボードしか見ていなかった。
まず始めに、麻酔である。
幼稚園の頃、この麻酔のせいで治療が終わったあと唇が腫れていると勘違いしていた。実際はしびれているだけだったのだが。
一回目、麻酔の針がちょっと痛かったが、まあ、これで痛くなくなるならと我慢できた。
削り始め、少し痛かったのでまた麻酔を注入することに。
しかし、二回目はもう既に一回目の麻酔が効き始めているので、麻酔が打たれた感覚がしない。
逆にそれが怖い。
なんとも、いえない気持ちからまた削り始める。結局、また痛くて三回目まで注入した。
削り始めると早いもので女性の先生はゴリゴリと削りまくっている。
考えると、これは治療ではなく手術の類なんじゃないだろうか・・・などと考えているといつの間にか今日の区画は終了したらしい。
消毒液っぽいのがとても不味かったが仕方ない。
その後、歯の型をとって、詰め物を詰めて終わりとなった。水曜日にはめる金属が完成するので次の治療はその日にしてもらった。
その後、3時間ぐらい唇がしびれたままで、ものを食べれなかった。まあ、三回も麻酔をすれば当然か(^ω::;:..;..:.;....
肉をいためて食べてみたのだが、なんとも食べにくい。
こんな事が水曜まで・・・そうでなくたって虫歯を全部治すまで続けなければならないのだから鬱である。
はたして、この歯が完治する日はあるのであろうか。